今日はウェブでこんな記事を見つけた。
「新宿西口バス放火事件」
(「無限回廊」のトップページから探してください!)
慣れ親しんだ新宿に、そんな事件があったかなぁと思い、ふとクリックしてみたのだが、これは1980年に起こった昔の事件だった。そういえばなんとなく聞いたことがあるような気がする。
記事を読んで、なぜだかわからないが涙が出てきた。
こうした犯罪は起きてはならないのだが、生み出している社会があるというのも現実にある。責任の所在がなんだかループしてしまうようで、なんだか心がモヤモヤしてしまう事件は、高村薫さんの小説『レディジョーカー』(毎日新聞社発行)を思い出してしまった。
言わずと知れた「グリコ・森永事件」を題材にした超大作。ミステリーという枠をはるかに越える社会派小説だ。この小説の登場人物の背景も、それぞれに闇というよりも濃いグレーな部分を持っている。事件の展開も面白いが同時にとても考えさせられる小説だった。
こうした考えさせられる事件というのは、ある意味で解決することができる可能性を持っているような気がする。ほんのわずかでも希望がありそうな。でも最近は、池田小学校の児童殺傷事件のように、思考停止してしまうような事件が増えていて、時折本当に不安になってくる。
「新宿西口バス放火事件」
(「無限回廊」のトップページから探してください!)
慣れ親しんだ新宿に、そんな事件があったかなぁと思い、ふとクリックしてみたのだが、これは1980年に起こった昔の事件だった。そういえばなんとなく聞いたことがあるような気がする。
記事を読んで、なぜだかわからないが涙が出てきた。
こうした犯罪は起きてはならないのだが、生み出している社会があるというのも現実にある。責任の所在がなんだかループしてしまうようで、なんだか心がモヤモヤしてしまう事件は、高村薫さんの小説『レディジョーカー』(毎日新聞社発行)を思い出してしまった。
言わずと知れた「グリコ・森永事件」を題材にした超大作。ミステリーという枠をはるかに越える社会派小説だ。この小説の登場人物の背景も、それぞれに闇というよりも濃いグレーな部分を持っている。事件の展開も面白いが同時にとても考えさせられる小説だった。
こうした考えさせられる事件というのは、ある意味で解決することができる可能性を持っているような気がする。ほんのわずかでも希望がありそうな。でも最近は、池田小学校の児童殺傷事件のように、思考停止してしまうような事件が増えていて、時折本当に不安になってくる。
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